ゾンビとUnityとUE4

ゾンビネタとUnity/UE4でのゲーム制作についてつづるブログです。

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古いケータイ

昔使ってた黒いガラケーがあるんだけども、以前、仕事でお世話になってた方の連絡先が入ってる
ケータイを新しくしたとき、もう付き合いがないからってことで、新しいケータイには登録してなかった
古いケータイは長い間使っていないから、完全に充電はなくなっていた
で、黒いケータイを充電器に接続して、充電器をコンセントに繋ぐ
しばらく待って古いケータイの電源を入れたら、点いた
古いケータイは、全く充電されてない状態だと、充電器に繋いでもすぐには電源が入らない
壊れて使わなくなったというわけではないので、ある程度充電できれば、まだ使える

連絡先を調べて、新しいケータイの方に登録
用は済んだ

「あー、そういえば、この壁紙使ってたよなぁ…」なんて思いながらディスプレイを眺めていたら、新着メールがあることを知らせるアイコンがあった
メールアドレスはずっと変えてないんだけど、メールは全て新しいケータイの方で使うようになってるので、古いケータイにメールが届くことはない
ということは、ケータイを変える前に届いたメールに気づかず、ずっと放置していたということになる

いや、でも、それだったら、連絡先を新しいケータイに移す時に気づいたと思うんだけど…
いい歳したおっさんが、霊だとか、まっ先にそういうものを疑うなんてことは、まずない
明らかに色々とおかしいんだけど、まあ、そういうこともあるのかなぁ、何かの手違いだろう…程度にとらえて新着メールを見た

送信元は、知らないアドレス
連絡帳に登録されていない場合は、送信元のメールアドレスがそのまま表示される
とりあえず、こんなアドレスは知らない

件名はない

本文に電話番号だけ書かれている
最初の3文字から、ケータイの電話番号だと分かる

スパム?

スパムだったら、例えば、3000万円を受け取って下さい!…みたいな、釣り文句が必ず件名にあるし
本文も長々と、ちょっと頭の緩い人たちを騙すための文言が必ず書かれている

自分がパソコンで使っているメールアドレスが送信元なら、ありうる
仕事でメールでのやり取りだけしていた方とお会いすることになり、手入力だと入力ミスがあるかも知れないから、電話番号を本文にコピペして、件名をつけずにケータイのアドレスに送る
受け取ったケータイで電話番号を選択すれば、そのまま連絡帳に登録できる
そういう使い方もあるけど、送信元が知らないメールアドレスなので、その可能性もない

気になって仕方がないので、近くの公衆電話からかけることにした

「現在使われておりません…」だったら、楽でいいなぁ…なんて思いながら呼び出し音を数える
20回鳴らして出なかったら、もうこのメールの事は忘れようと思っていた

9…10…11…

13回目で出た

「はい…」

ちょっと高い声の男

簡単に経緯を説明して、自分の名前を名乗った

「●●さん…ちょっと、覚えがないですね…。」
「そうですか…☓☓☓というのは、そちら様がお使いのメールアドレスですか?」
「ええ、そうです。でもー…そういったメールを出した覚えは…。」
「んー…分かりました。もし、送信履歴など残っておりましたら、教えていただけると有難いです。あ、私のメールアドレスなんですが…。」
「分かりました。そのメールの日付はいつごろでしょう?」
「☓年☓月☓日ですね。」
「はい、多分、履歴は消してないと思うんで、調べてみますよ。」
「ありがとうございます。お忙しいところすいませんでした。」

親切な人でよかった…と思いつつ、その後、ネトゲに熱中して深夜になった
新しいケータイがブルブルと振るえて、新着メールを知らせてくれた

購読してるメルマガの最新号と、昼間に電話した方からのメールが来てた

「(丁寧な挨拶)履歴を調べたんですが、見つかりませんでした。ハッキングの可能性も考えて、●●●(ケータイの会社名)に確認をとりましたが、時間がかかるようです。何か分かったら連絡します。」

親切すぎて泣けてきた
丁寧にお礼を書いたメールを返信し、毎日の忙しさの中ですっかり忘れていた

帰って風呂から出ると、いつものように、メルマガの最新号が届いていた
それと、もうひとつ、知らないアドレスからのメール

件名 あ
本文 なたは呪われています。すぐに連絡を下さい。(電話番号)

「はぁ?」と言ってしまった

相手がイタズラのつもりでも、これは立派な脅迫
警察沙汰だぞ

メールアドレスのドメインを見ると、ケータイ会社のものじゃない
知らないプロバイダのものか、もしくは、フリーメールを取得して、それを使って送信して来た?
ドメインを検索すれば、どこで取得したのかは分かるはず

ご丁寧に電話番号を書いてるけど、イタズラ目的なら、このメールを送った本人のものじゃなくて、陥れたい人の電話番号だろう

ネットでメールアドレスのドメインを検索したけど、グーグル先生はご存じないようだ
フリーメールのアカウントをとって、この送信元のアドレスに空メールを送ったら、メーラーダイモンさんから連絡が来た
少なくとも、現時点では存在しないメールアドレス
このメールを送る時だけ取得して、すぐに削除したようだ

送信元のIPアドレスが分からないから、残る手がかりは本文に書いてある電話番号
深夜だけど電話してみようか
すぐに連絡しろって書いてあるし

また近くにある公衆電話を使うことにした

10円を入れて呼び出し音を数える

1…2…

ガチャ
つながった時に割り込んでくる公衆電話のうるさいノイズ

「もしもし」
「…」
「もしもし?」
「…」
「すいません、どなたかおられますか?」
「…」

反応なし

出た相手が聞いてるかどうか知らないけど、言う事は言ってから切ろうと思った
電話をかけるまでの経緯を話す

「はれない」

低い女の声がする

「はい?」
「…はいれない」
「え?え?」
「…はいれない」

何?
何のこと?
と頭をフル回転させていたら、一方的に切れた

相手が切った

なるほど、これは明らかにイタズラだ
明日、すぐサイバー課に通報しよう

公衆電話はガラスで覆われたボックスになっていて、折りたたみ式のドアを内側に曲げることで出入りができるようになっている
もし、女性が変質者に襲われたりしても、ボックスに入って体でドアを抑えてしまえば、変質者は入れない
そのまま110番できるという、優れた作りになっている

ガラスでできているため、自分の背後の様子が、自分の前にあるガラスに映り込む
深夜なのでボックスの周囲は闇に覆われていて、ボックス内だけ灯りが点いてる状態
だから、外にいる何かがボックスに近づくほど、昼間よりも鮮明に映り込む

自分の前にあるガラスには、ボックスの中にいる自分と、その後ろにいる黒い何かが映ってる
電話に出た女は「入れない」って言ってたよな…
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